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ステンレス鋼線及び合金線

ステンレス鋼は、鉄の最大欠点であるサビ発生を防止するために表層部に不動態を形成させ、不銹性を保つ鋼であり耐食性、耐熱性にすぐれております。ステンレス鋼線はそれ自身製品として使われる事が少なく、ばね、ねじ、金網、ロープなどに加工されあらゆる機械の部品、および日用品として幅広く使用されております。そのため線の品質は最終用途に適した特性はもちろん、加工性が重要視されます。例えば高品質の金網を制作するにあたっては、線材の伸び、降伏点、抗張力が重要なウエイトをしめします。良い金網はまず良い線からスタートをしなければなりません。当社では最新鋭の高速連続伸線機と光輝連続焼鈍設備により生産された線径0.05m/mの超細線から6.0m/mの太線まですぐれたステンレス鋼線を取扱っております。
ステンレス鋼線及び合金線の事なら何でもお気軽にお問い合わせ下さい。

ステンレス鋼線の種類と特長

鋼種 類似規格 特長
201 201 - -
Niを節約した、304の廉価品で強度が高い鋼種です。
302 302 302A25 -
304の代用鋼種で、耐食性が少し劣ります。
303 303 303S21 X12CrNi
被剤性、耐焼付性に優れております。
303Se 303Se 303S41 -
被剤性、耐焼付性に優れております。
304 304 304S15 X5CrNi
189
もっとも広く用いられており機械的特性、耐食性に優れております。
304L 304L 304S12 X2CrNi
189
SUS-304に類似しておりますが低カーボンのため、溶接後あるいは応用力除去処理後の粒界腐食に対する低耐性に優れております。
304N1 304N - -
N含有量を上げた高強度剤です。
305 305 305S19 -
304よりも加工硬化、磁性変化の少ない鋼種です。
305J1 - - -
304よりも加工硬化、磁性変化の少ない鋼種です。
309S 309S - -
Cr、Ni含有量が多く耐熱、耐食性が非常に優れております。
310S 310S - -
Cr、Ni含有量が多く耐熱、耐食性が非常に優れております。
316 316 316S16 X5CrNi
Mo1810
Moが含まれておりますので優れた耐食性を示し高温のクリープ強度にも優れております。
316L 316L 316S12 X2CrNi
Mo1810
SUS-316に類似しげおりますが低カーボンのため、溶接後あるいはおう処理後の粒界腐食に対する抵抗性に優れております。
317 317 317S16 -
Moが含まれておりますので孔食、すきま腐食に対して優れた抵抗性を示します。
317L 317L 314S12 X2CrNi
Mo1816
SUS-317に類似しておりますが低カーボンのため、溶接後あるいは応力除去処理後の粒界腐食に対する抵抗性に優れております。
321 321 321S12 X10CrNi
安定化タイプで粒界腐食に対する抵抗性が非常に優れております。
347 347 347S17 X10CrNi
Nb189
安定化タイプで粒界腐食に対する抵抗性が非常に優れております。
XM7 XM7 - -
304にCuが添加されており、冷間加工性に優れております。
430 430 430S15 X8Cr17
フェライト系で強磁性であり、耐熱、耐食性に優れております。
434 434 434S19 -
フェライト系でMoを含んでおり、耐熱、耐食性に優れております。
410 410 410S12 X10Cr13
マルテンサイト系で耐銹性を備え、焼入硬化性、強磁性を有しております。

ステンレス鋼線の代表的鋼種、化学成分

鋼種 科学成分(%) 分類
その他
AISI・SUS NO. C Si Mn P S Ni Cr Mo
201 ≦0.15 ≦1.00 5.50
〜7.50
≦0.060 ≦0.030 3.50
〜5.50
16.00
〜18.00
- オーステナイト系
N0.25以下
302 ≦0.15 ≦1.00 ≦2.00 0.045 ≦0.030 8.00
〜10.00
17.00
〜19.00
- オーステナイト系
-
303 ≦0.15 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.20 ≦0.15 8.00
〜10.00
17.00
〜19.00
(≦0.60) オーステナイト系
-
303Se ≦0.15 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.20 ≦0.060 8.00
〜10.00
17.0
〜19.00
- オーステナイト系
N0.15以下
304 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 8.00
〜10.00
18.00
〜20.00
- オーステナイト系
-
304L ≦0.030 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.45 ≦0.030

9.00
〜13.00

18.00
〜20.00
- オーステナイト系
-
304N1 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.50 ≦0.045 ≦0.030 7.00
〜10.50
18.00
〜20.00
- オーステナイト系
N0.10〜0.25
305 ≦0.12 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0030 10.50
〜13.00
17.00
〜19.00
- オーステナイト系
-
305J1 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 11.00
〜13.50
16.50
〜13.50
- オーステナイト系
-
309S ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 12.00
〜15.00
22.00
〜24.00
- オーステナイト系
-
310S ≦0.08 ≦1.50 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 19.00
〜22.00
24.00
〜26.00
- オーステナイト系
-
316 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 10.00
〜14.00
16.00
〜18.00
2.00
〜3.00
オーステナイト系
-
316L ≦0.030 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 12.00
〜15.00
16.00
〜18.00
2.00
〜3.00
- オーステナイト系
-
317 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 11.00
〜15.00
18.00
〜20.00
3.00
〜4.00
オーステナイト系
-
317L ≦0.030 ≦2.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 11.00
〜15.00
18.00
〜20.00
3.00
〜4.00
オーステナイト系
-
321 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 9.00
〜13.00
17.00
〜19.00
3.00
〜4.00
オーステナイト系
-
347 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 9.00
〜13.00
17.00
〜19.00
- オーステナイト系
Ti5XC%以上
XM7 ≦0.08 ≦1.00 ≦2.00 ≦0.045 ≦0.030 8.50
〜10.50
17.0
〜19.00
- オーステナイト系
Nb10XC%以上
430 ≦0.12 ≦0.75 ≦1.00 ≦0.040 ≦0.030 (≦0.60) 16.00
〜18.00
- オーステナイト系
Cu3.00〜4.00
434 ≦0.12 ≦1.00 ≦1.00 ≦0.040 ≦0.030 (≦0.60) 16.00
〜18.00
0.75
〜1.25
フェライト系
-
410 ≦0.15 ≦1.00 ≦1.00 ≦0.040 ≦0.030 (≦0.60) 11.50
〜13.50
- マルテンサイト系
-

ステンレス鋼線の標準巻枠

ステンレス鋼線の標準巻枠
ステンレス鋼線の標準巻枠

合金線規格 Standers for Alloy Wire

1.成分と機械特性(0.05mm軟質線)

名称 成分 伸び(%) 引張強さ(N/mm2)
タフピッチ銅 Cu:99.90以上 Cu:≧99.90 10 250
無酸素銅 Cu:99.90以上 Cu:≧99.96 10 250
丹銅1種 Cu:89.0〜91.0,Pb,Fe:0.05以下,Zn:残部
Cu:89.0〜91.0,Pb,Fe≦0.05,Zn:BAL.
20 340
丹銅2種 Cu:78.5〜81.5,Pb,Fe:0.05以下,Zn:残部
Cu:78.5〜81.5,Pb,Fe≦0.05,Zn:BAL.
20 340
黄銅2種(真鍮) Cu:63.0〜67.0,Pb,Fe:0.05以下,Zn:残部
Cu:63.0〜67.0,Pb,Fe≦0.05,Zn:BAL.
20 380
リン青銅2種 Sn:5.5〜7.5,P:0.03〜0.35,Cu+Sn+P:99.5以上
Sn:5.5〜7.5,P:0.03〜0.35,Cu+Sn+P:≧99.5
10 440
錫入銅 Sn:0.25〜0.35,Cu+Sn:99.0以上
Sn:0.25〜0.35,Cu+Sn:≧99.0
10 310
銀入銅 Ag:1.5〜2.5,Cu+Ag:99.0以上
Ag:1.5〜2.5,Cu+Ag:≧99.0
10 310
ステンレス オーステンナイト系ステンレス 30 750
ニッケル Ni:99.0以上
Ni:≧99.0
15 400
モネル Ni:63.0以上,Cu:28.0〜34.0,Fe:2.5以下
Ni:≧63.0,Cu:28.0〜34.0,Fe:≦2.5
10 600
インコネル Ni:72.0以上,Cr:14.0〜17.0,Fe:6.0〜10.0
Ni:≧72.0以上,Cr:14.0〜17.0,Fe:6.0〜10.0
- -
鉄クロム1種 Cr:23.0〜26.0,Al:4.0〜6.0,Fe:残部
Cr:23.0〜26.0,Al:4.0〜6.0,Fe:BAL
- -
鉄クロム2種 Cr:17.0〜21.0,Al:2.0〜4.0,Fe:残部
Cr:17.0〜21.0,Al:2.0〜4.0,Fe:BAL
- -

2.取り扱い合金線種類

名称 合金番号
(一例)
対応線径(mm) 特徴
タフピッチ銅 C1100 0.012〜0.5 電気・熱の伝導性に優れ展延性が良い。
無酸素銅 C1020 0.03〜0.5 屈曲性に優れ、還元性雰囲気中で高熱加熱しても水素脆化を起さない。
丹銅1種 C2200 0.03〜0.2 色沢が美しく展延性、絞り加工性、耐候性が良い。
丹銅2種 C2400 0.03〜0.2 色沢が美しく展延性、絞り加工性、耐候性が良い。
黄銅2種(真鍮) C2700 0.03〜0.2 展延性、絞り加工性、めっき性が良い。
リン青銅2種 C5191 0.025〜0.2 展延性、耐疲労性、耐食性がよい。
錫入銅 - 0.025〜0.2 高強度銅。
銀入銅 - 0.025〜0.2 高強度・高誘電性の両方した銅。
ステンレス - 0.015〜0.5 耐食性が良く、高強度である。
ニッケル NW2200 0.05〜0.5 耐食性が良い。
モネル NW4400 0.05〜0.5 高強度ニッケル線。
インコネル - 0.1〜0.5 耐酸化性、高熱耐食性が良い。
鉄クロム1種 - 0.1〜0.5 電熱用合金線
鉄クロム2種 - 0.1〜0.5 電熱用合金線